最近思うこと

8月より、NAMI主催で日本財団の助成を受け、東北、中部、中国・四国、九州の4地区で「医療通訳システム課題検討会議」というものを開催しています。最終が1014日の九州です。この会議は、地域の実情に即した医療通訳システムの構築のため、各地域の問題点や知見を収集し、医療通訳システム構築の課題を分析していくと同時に医療通訳に関する情報交換や各地で蓄積してきたノウハウの交換が行えるようネットワーク作りを図っていくことを目的としています。参加させていただいて、各地区の地域の実情、また、すでに県を超えてのネットワークがあることなど、これまで知らなかったことも知ることができました。やはり、最近の共通の話題としては、急速に増えてきた、ベトナム、ネパールを筆頭にこれまで日本で医療通訳養成をしてこなかった言語の医療通訳要請へどうこたえていけるかということでした。医療通訳として養成されていないから派遣するべきではないのか、それとも、全くいないよりは、30%しか伝わらなくても派遣したほうが良いのか・・

私たちの立場としては、医療通訳者は訓練された人でなくてはという事を提唱しており、アドホック通訳の危険性を常に提示しているのですが、養成を実際にほとんどできていないそういった言語の方たちからの依頼はどんどん増えており、養成の必要性を日々、ひしひしと感じています。この養成に関しては、医療通訳者としてそれに見合うような報酬が得られ、職業として成立するのであれば、参加者を集めるのもたやすいと考えらえますが、現状のような不安定な状況の中では、なかなか難しいのであろうと思われます。

 

これまでのように日本語の堪能な人を集めてきて、医療知識をはじめ、医療通訳に必要なことを学んでもらってという事では、立ち行きそうになく、通訳をするにはちょっと日本語がという方の日本語を通訳できるくらいに高めてもらうという研修も同時に必要なのではと思う今日この頃です。(ya)